まどれーぬ

金はないけど元気はあるオタク

ジーニーの魔法とアラジンの筋肉

こちらは「劇団四季アラジンを観たらどハマりしてしまい2週間で3回観たのでひとまず感想を残しておこう」という趣旨の記事です。

バンバン内容に触れるので、実際に観たこと無い人は先に自分でアグラバーに行った方がいいかもしれません。

そして舞台やミュージカルの類をはじめて観た人が書いているので、逆によく観劇する人からしたら「何を今更」みたいな事をのたまっているかもしれません。

その辺ご理解の上読んでくださいね。

では。

 

観に行くまでの経緯

そもそも劇団四季にずっと興味はあって、いつか行こうとは思っていました。そしてその「いつか」は11月某日に突然やってきたのです。カフェでぽやっとお茶している時に超突然「今日劇団四季観に行きたいな!?」という衝動が。

そこでその日の公演を調べたところ、ちょうどアラジンの夜公演(ソワレっていうんですね)があったので当日券をゲット。わくわくのデビューです。

 

結果として大大満足したのですが、中でも好きだと思ったポイントを要素毎に書いてみました。

 

物語

実をいうと私の中で「アラジン」は好きなディズニー映画を上から並べた時、そんなに上位にはいない映画でした。もちろん音楽は大好きで、TDLのフィルハーマジックに乗る度にホールニューワールドで涙を流しているんですが…アラジンとジャスミンの恋愛が物語の芯になっているイメージがあって、そもそも恋愛映画が刺さらないタイプなので(笑)

ところが今回四季版を観て「ジーニーとアラジンの絆」と「アラジンと仲間の友情」を強く感じる事ができて、良い話だなあ〜〜としみじみしてしまいました。しみじみ。アラジンとジーニーの掛け合いはほとんど好きですが、中でも「僕はヒーローなんかじゃないよ」と言うアラジンに「それは違うよ!」と返すジーニーにグッときます。

 

音楽

なんせ原曲(といっていいのでしょうか、アニメ版の曲)をなまじ聴いていたので、歌詞が違う事を受け入れられるか若干不安だったのですが杞憂でした。とてもすんなり自分の中に入ってきました。

↓特に好きな曲↓

  • バブカック、オマール、アラジン、カシーム

そもそも嵐と関ジャニを掛け持っており、わちゃわちゃする男子を観るのが大好きなので、この曲を好きになるのは必然。我々からみたら4人組だけど彼らからしたら「俺と3人」なのもエモーショナルポイント。

ジャスミンと出逢う時にスローがかかるのも衝撃的でした。なんとなく舞台って場面ごとの時間の流れは一定みたいな先入観があったので…感動しました。

  • フレンドライクミー

中盤の歴代の曲詰め合わせが豪華&楽しい。アンダーザシーが出てきた時はめちゃくちゃ笑っちゃった。終盤のタップダンスはBBBの血が騒ぐ。

  • プリンスアリ

3回目観劇時なんですけど、ジーニーの着替えがうまくいかず右半身だけ引っかかっていました。どうするんだろうと見ていたら瀧山さんが拾い上げて舞台袖に投げており、その間表情が崩れる事も歌声がブレる事もなく視線も常に正面で、プロフェッショナルをみました。

  • 1人じゃないさ

「地味〜〜〜」が好きすぎる。

  • フィナーレ

まず編曲が最高。そして男女に分かれて踊る振りが最高。私の中の全細胞が好きだと言っている。ハイスクールミュージカルのAll for oneが好きな人は大抵好きだと思うんですけどどうでしょう。逆も然り。

 

演技・演出

シーンとして特に好きなのはやっぱりジーニーとアラジンが出逢う所ですかね!会話のテンポの良さも気持ちいいし、「誰?!」「ランプ」「擦った」「ご主人様」と驚きのあまり単語しか話せなくなっているアラジンが可愛い。ジーニーのセリフ大体全部好きだけど、「シャツのかわりにベストを着るのがこだわりのアンタ」ってセリフが劇中で1番好きかもしれない。そして着替え後のアラジンのマントさばき、絶対あなた前世でマント着てたよ…

後はオマールがいい奴。お花とハート型の焼き芋、「買ってきたよ」と言っているので、お金が無い中でアラジンの為に買ってくれたんですよね(涙)あれどうしたのかな、バブカックが食べたのかな…

そして舞台って凄いなあと思ったポイントが2つ。

 

  1. メインの会話以外にも会話が行われている

オフマイクってやつですね。BOAK後お金を数える後ろでアラジンがイヤリングをつけた女性を見なかったかとジャスミンを探していたり、ジャファーとイアーゴが何か企んでいたり、市場の人々の暮らしぶりだったり、めちゃくちゃ観るとこある!凄い!

 

2.  同じ人が演じていても日によって変わる

キャストが変わると多少変わるのは何となくイメージできていたんですけど、同じ人でもちょっとした変化があるんですね。「ジーニーは万能だときいていたのに〜」後の「あ??」の回数とか、アラジンがジャスミンにクッション出す時とか…笑

特に印象的だったのが、自由にしてあげられない、と言われた後のジーニーの反応です。めちゃくちゃ言語化が難しいんですけど、「諦め」と「落胆」の割合が日によって違うなと思いました。いや分かんないけど!個人的解釈のひとつ!!

 

キャスト

3回観る間に週を跨いだので、多少のキャス変がありました。複数人が同一人物を演じる事に関しては、ディズニーの各種アトモスフィアでも経験しているのでそんなに違和感はなかったです。

ジャスミンが平田さんから三井さんになり、後者のジャスミンの方が少し少女っぽい部分が強いなと思ったり。左巻きの時の演技も結構違うんですね。後はイアーゴが吉賀さんから阿部さんになったのですが、阿部さんはヤンキー感が強い(笑)

でもやっぱり1番心を掴まれたのはアラジン役の厂原さんですかね…小柄な身体、キラキラな瞳、華麗なダンス、くるふわの髪の毛、ふくらむほっぺ、対照的にバキバキのお腹とゴリゴリの腕…好きや……

そしてもちろん瀧山さんジーニー。完全にジーニーがそこにいました。紛れもなく彼の魔法!

 

 

…と、まあつらつら書きましたが、要するに劇団四季アラジン最高だった!!という話です。きっと近いうちにまた観に行くでしょう。他の作品も追々観ていきたいです。次はライオンキングかな〜〜