まどれーぬ

金はないけど元気はあるオタク

Venus of TOKYOにありがとうございましたって言いたい文

 

もうちょいまともなタイトルないんか?〜リプライズ〜

何のリプライズかというとこれ↓のリプライズです

10月にふらっと訪れてからせっせと通ったイマーシブシアター“Venus of TOKYO"が個人的見納め日を迎えました。

千秋楽まであと1週間あるからまあまあ早いんだけど、仕事のシフトの事とか、私がチケ取り頑張るの苦手とか色々あってね(´・ω・`)いや頑張れよって話なんだけど、抽選以外のチケット戦争での戦意喪失がめちゃくちゃはやくて…前予と当日券で生きてる人間。休みが取れる確証と揺らがない財力が欲しい。

そして「迎えました」とか書いてるけどこの文は2月下旬に書き始めています。終わりを見越して心の準備しないと引きずっちゃうタイプだから……なのでこの記事は「思い出を反芻して前を向こうね」って自分を納得させるための文です。卒業生答辞みたいなもんだと思って。

自分の事ばっか話すし有益な事は何も得られないのであしからず。ネタバレは特に無いですが、万が一このラスト1週間で初見する人がいたら観終わってから読んだ方が良いと思いますよ。入学する前に卒業生の答辞聞かんでしょ、普通は。

 

 

いや楽しかったな〜!!楽しかった!!!!(大の字)

 

毎回ほんとに楽しくて、楽しかった!ってお別れ出来ればいいんだけど、喪失感が凄まじいのでちょっとだけ喋らせて下さい……あと何がどう楽しかったか書いておくと未来の私がありがたがると思うから頑張って言語化します。未来から来たびす〜〜!見てる〜〜??

 

“イマーシブシアター”を知った

人生の中の“体験”としてとても素敵だった。あの距離感でパフォーマンスを観れることももちろんだし、自分が作品の中に存在している事を実感し、選択した行動で受け取る物語が変化する事を毎回新鮮に楽しめました。

イマーシブシアターって観客と演者間の信頼関係がかなり必要だと思うので、凄い上演形態ですよね。己が“個”として存在しているという重みよ。ライブ会場を照らすペンラの一本、とはわけが違う、もちろんそれはそれで誇らしいですが(笑)話しかけられたりアクションしてもらえるのは最後まで緊張しっぱなしでしたが、とても楽しかったです。ベタな文ですが自分がちょっと特別な存在になれた感覚。

私は人と目を合わせるのがとてつもなく苦手なんだけど、この作品の中で生きている時は(当社比)積極的に目と目で会話してたので、実際に「普段と少し違う自分」になれていたと思う。普段からやりなよって話ですがまあそれはそれ、これはこれ。(接客業とは思えない発言)公演期間を大きく振り返ると、1番思い出として残っている量が多いのがこの「目と目で会話した瞬間」なのでやっぱり凄く特別な体験でした。

あとあの場所で“(観客という)集団”ではなく“個々”としてそれぞれ明確に存在しているのに、誰も私の事を“個”として知らないし、私も誰の事も知らないというのも中々無くて面白い体験だったなと。(フォロワーさん同じ回にいたんだな〜となる事はもちろんありますし、私だと検討ついてる方もいるかもしれませんが、実際に顔を合わせた事のある人は0人なので)でも私はそれぐらいの方が変に気負わずに観れていいかもしれない……みんなお洋服が素敵で凄いですね、凄い、私はただのカジュアル会員なので……毎年11月ぐらいまでサンダル履き続けるので“スポサンの人”って認識されててもおかしくなかった。友人に「黒い服着てるイメージ無い」って言われたし、実際初見の時点では一着しか持って無かったです。手持ちの服で1番値段高いのがジェラトーニパーカーの女の割には頑張って服買ってたと思いますよ。人生で初めて香水買ったし(サノマさんの!)経験値がちょっと増えました。でも化粧は一生分からん。

 

話戻しますね(笑)信頼という意味ではダンスも然りで、自分の手脚の可動範囲をきちんと認識して、制御しないとあの距離で踊れなくないですか?私は医務室のでっぱりに蹴躓くし、椅子には激突するし、なんなら平らな地面でも躓くので全然ダメ。皆さん凄い。水島さんの風圧を感じる回し蹴りも、OPで信治さんに首掻っ攫われるかと思ったのも、築さんが目の前で縦にくるんって回転したのも、御舩さんの背中が迫ってきたのも、全部心奪われた大事な瞬間です。

もちろん観る側もそれなりに大変で「ここってもしかして邪魔かな?!」「後ろの人ちゃんと見えてる?!」「どのぐらい近くで観ていいものなんですか!?」と慌てたり反省したりすることもままありましたけども。私は良くも悪くも「まあいっか」の範囲が広いので、他者にも寛容だけど自分が何か邪魔だったりした時に気付いていない事も大いにあり得る。他意はないんです…ごめんなさい……

ネタバレとかも基本私は積極的に摂取していくタイプなので難しい世界!だいばーしてぃ!!と思いながらツイッターしてます。情報は文章で摂取するのが1番好きだし、感情のキャパが狭いので……(とあるパレードを前情報無しで見て一生泣き止めないかと思ったという出来事がある)

舞台観に行って自己を反省するのも中々珍しい出来事ですが、その分自ら巡り合ったアングルでハッとする表現を見られたり、これもまた席が決まっている劇場では得られない体験でした。1人の人物の物語を追うのももちろんですが、1箇所に留まって、行き来する人の思いが交錯するのを眺めるのもとても楽しかったです。

 

常設、1日3公演のありがたさ

マジでマジでマ(以下中略)ありがたかった。

私は仕事がシフト制で基本は休みの日が決まってから予定立てて行動するので、「期間中常に公演があって、行ったら観れる」のが本当にありがたかったです。多分定期買った方が安い月もあったんじゃなかろうか。

普通にお休みの日に行くのももちろんなんだけど、出勤前に早起きして行ったり(早起きは30000VOIDの得!)、退勤後に行ったり、ライブ前とか舞台後とかいろんな現場と組み合わせて観に行ってました。ヘイSiri、ヴィーナスフォートまでの経路検索して!!東京ディズニーシーの再入園スタンプを手の甲に押して行った事もあります、会員制秘密クラブとソアリンをはしごした人(色々な人)(これに関しては私が普段から「年パスみたいにワンデー使う人」なので、普通にイン→一回出てイクスピアリで映画観る→もっかいインとかやってて、それの延長みたいな感覚です)

ほんとに掛け持ちオタクのバランス力が試される半年だった。得たものも沢山あるけど諦めたものも負けず劣らずある、グッズとかパンフとか配信とか配信とか。この1年で改めて自分の中での優先順位を組み直したんだけど、実際に現場で生の瞬間を浴びる喜びから抜け出せなくなってしまったので、割くお金の比重が大分変わりましたね。

後はコロナ禍で配信コンテンツが増えた事によって再認識したのですが、私は配信見るの全然向いてないです(笑)家での集中力の持続時間が「本>ゲーム>ライブ映像>>>その他の動画」って感じ。越えられない壁がある。注力できなくてごめん…となる事もあるし、こうやって取捨選択していくのは中々大変だけど、推したいと思わせてくれる人がいっぱいいるのは幸せな事だし、各ジャンルから沢山の喜びをもらっていて全部諦めたくないから、私のペースで楽しみつつこれからも頑張ります。「大切は一人一つじゃなくていい」ってジャニーズWESTも歌ってくれてるしね……

 

さてVOIDの話に戻りますと、季節ごとのイベントも定期的に開催してくれて、それぞれ楽しませて貰いました。とりわけ節分には大きな感謝です。何を隠そう私は節分生まれなので、記憶に残る特別な誕生日になりました。いやホントはバースデー遠征でキャッツのチケット取ってて、ホテルも飛行機も予約してたのに中止になってしまって、めちゃくちゃ悲しかったんですが、こればっかりはしょうがないですからね😭幕が上がる事に改めて感謝❗️なので前日に節分のお知らせ見て大喜びしました。カズさんに10000VOID握らせて貰ったので(席的にたまたまだけど)誕生日プレゼントだと思って大事にとっておきます笑

欲を言えば限定出品物何か落札してみたかったなー!タイミング下手くそな人なので入札止まりだった_(:3 」∠)_でも入札するだけでも“参加してる”感が出て楽しいし、通常の品は時々落札できたので良い思い出です。いつでもお家でマスカレードできるね(しない)

 

色んなダンサーさんを知れた

この演目に出会ったきっかけは「ツイッターで見かけて気になったから」で、まったく無知の状態からスタートした為いきなり知っている人が60人ぐらい増えた。えらいこっちゃ。

今までの私はダンスへの造詣がかなり浅かったというか、(現在深いかと言われると全然そんなこと無いが)「踊ってる!凄い!」ぐらいの感想しか抱いてなくて、でもダンスが表現の核となるこの作品を繰り返し観る内に、どうやら私にも「好きな系統のダンス」があるらしいと自覚し始めました。

特に好きなのは築さんのダンスで、その後に彼の経歴を知って完全に「あっっ(察し)(頭を抱える絵文字)」になったのですが、前情報の無い状態でちゃんと刺さってるくるの凄いですね、本能かな……水島さんのダンスも好きなので好みがジャズ寄りなのかもしれない。後は天音さんとかカズさんとか割とパキパキした感じの踊り方される人が好きです。

もちろん一輝さんの最高100点満点パーフェクトウィンクをはじめとするパフォーマンスも言わずもがな大好きだし、役としての雰囲気が特に好きなのは由羅先生や菅野鑑定士さん。岩崎さんのよく響く指パッチンも好きだし、もていさんみたいな素敵ショートカットになりたいし、篤史さんの護衛にはなんぼ見下ろされても良いですし、汰椿さんの丁寧な所作も、御舩さんの誘導する時の手の感じも、金田さんの強い瞳も好き、みなさん好きですし、終わるの寂しいですし、おすし……🍣曜日としてはまあまあランダムに行っていたけど、水木に特にお世話になりました。

そうそう、後は見た目が好きです部門ぶっちぎり1位の長谷川達也さんの話しないといけないですね。私は好きな動物を聞かれたら真面目な顔してグリフィンって答えるんですけど、素敵じゃないですか?グリフィン。かっこよくて空も飛べてもふもふしている。彼らの造形美には人間じゃ敵わないと思っていたんですけど、達也さんが出てくるのを見た瞬間考えを改めました。人類舐めててすいません。一応確認ですけどエルフ族じゃなくてヒト族ですよね?とにかく私の中の「造形美」ってフォルダにグリフィンに加えて長谷川達也さんが保存される運びとなりました。

なんのこっちゃって感じかもしれませんが、私の中では相当珍しいんですよ!基本的に見た目の段階で人を好きになる事無いので!!一目惚れする人ってこういう気持ちなのかあ、とか思ったり(笑)もちろん立居振る舞いとかダンスとかこの作品を創造した事とか、諸々ひっくるめても好きですよ!あと意外と可愛い文をお書きになるのも好きです。

 

そんなこんなで沢山のダンサーさんを知り、世界の広さを感じた訳です。ジャニーズの推し達のダンスも、以前より興味のレベルが1段階上がった所から見れるようになって楽しい。

あとこの1年間(The Bridgeを追いかけていた前半含む)を経てアウトプットしたさが盛り盛り上がった。今までの私は「自分の中に無い感情」を曲に落とし込むのがかなり苦手だったんだけど、今の私なら積極的にトライできる気がする。曲として伝えたい事と自分の波長が合った時に、それを放つのは割と好きだし得意な方だと思うんだけど、自分の波長自体を曲に合わせられるようになりたいなあっていうね…はやく転職して楽器再開したい……頑張る!!

「また来週!」って思って過ごしていた場所が無くなってしまうのは本当に悲しくて、出逢う前はどうやって過ごしていたか頑張って思い出そうとしています。でも出逢う直前まで全国公演に出てるご贔屓を追いかけていたからあんまり参考にならない!仙台で千秋楽観てからお台場初見まで4日しか空いてないのよ。楽しそうだな過去の自分!!

そう、VoTが終わる事を思うとメソメソしちゃうんですけど、4月以降も普通にエンタメ山積みなんですよ。基本的に劇団四季の演目はいつだって観に行きたいし、贔屓(飯田達郎さんの事です!!)は今年はノートルダムの鐘しか出ないかな〜?と思ってたらオペラ座でラウルにキャスティングされてて混乱を極めています。大阪が千葉に来るか新幹線の往復切符5億枚ちょうだい……

それにもうすぐファンタビが公開されるし、カービィ新作発売日目前だし、うさたまチェイサーズの使命を果たさないといけないし、WESTのツアー…は外れたけど(爆泣)十八祭もあるし!(※十八祭…関ジャニ∞18周年を祝うライブの事)これは当たって!当たってください!頼むから!お願いします!時既にチケ鬱!私が働いてるんだから自名義にも働いてもらわないと困るよ!!!

なのでしょぼしょぼしている暇はない!楽しんでいくぞ!おーー!!思い出を抱いて明日へ向かうのが今日のゴール!いつもありがとうエンターテインメント!!

 

この半年間で得た沢山の思い出を持って、DAZZLEさんの次なる作品を楽しみにしながら過ごしていきたいと思います。多分出演者の方々の中で1番最初に再会するの築さんですね。チケット取った✌️

共にあの場所で過ごした出演者及び上級顧客の皆さんにたくさんの感謝を!

そしてもちろん“私”自身も作品の一部だったと言っても許されますよね?(笑)

Venus of TOKYO、招待客役のびすでした!ありがとうございました!!またどこかでお会い出来ますように!!